香港 九龍城 写真集「City of Darkness : Life in Kowloon Walled City」 Greg Girard(グレッグ・ジラール)Ian Lambot(イアン・ランボット)著1993年Watermark Publications◆◆内容◆◆ 魔窟と呼ばれ、惜しまれつつも1993年に撤去されてしまった“City of Darkness”こと九龍城砦。2人の写真家が、高層高密スラム「九龍城砦」内部を取材し、生活者のインタビューやその歴史を収録したドキュメント“City of Darkness”こと九龍城は、大都市香港の中心に紛れもなく存在したスラム街。わずか2.7ヘクタールの平行四辺形の土地に350の建物があり、そこに4万人の人々が缶詰のイワシのように詰め込まれて生活し、働いていた様子が記録されている。1993年、英国政府がこの九龍城を取り壊す許可を得る直前、この本の編集者は40人の住人を訪ねました。インタビュー、エッセイ、カラー写真で、この居住区の歴史が詳細に語られている。歯医者、中毒者、商店主、ゴルフボール製造者、警察官、水道局員、郵便配達人、年老いた難民、仕立て屋など、想像できるほとんどすべての人が、この無政府状態での生活について何か語っている。この街は、香港行政の規制や法律を回避できる聖域を彼らに提供したのだ。ここでは、密度の美学は、新資本主義、新植民地主義のアジア都市における生活(と生存)の複雑さに関連する意味を獲得している。。九龍城はどのように生まれたのか? これほど多くの人々が、これほど過酷な環境で生活できたのはなぜだったのか ?取り壊しを前に、2人のカメラマンが4年間をかけて九龍城の住人たちに取材をし、仕事をする姿や部屋でくつろぐ様子をカメラに収めた。320枚の写真に32人へのインタビュー、さらにその歴史を収めた本書は、もはや存在しないこの特異なコミュニティを浮き彫りにした、比類なきドキュメンタリーである。折れがあり写真の二枚をご確認下さい。レア本となります。ご質問等ありましたらご連絡下さい。